日本ハム稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO=48)が10日、クロスカントリースキーを初体験した。

札幌市内にあるモエレ沼公園で「ゆきのね奨楽金」助成事業イベントに参加。リレハンメル五輪ノルディックスキー複合団体の金メダリスト、阿部雅司氏(55)の指導を受けながら、参加した18人の子どもらとともに雪上を走り回った。「久しぶりに動いてみて、こんなに動けないものかと(笑い)。ちょっと情けなくなりましたけど、楽しかったですね」とイベントを振り返った。

同事業は球団が17年から実施し、北海道でウインタースポーツを楽しむ子どもを増やし、北海道の活性化に貢献することを目的に創設された助成金制度。稲葉SCOは「北海道は雪が降るので、外遊びをしてもらいたくても、なかなかできないのが現状。こういう活動が広まっていってほしいというのはあります。(クロスカントリースキーは)体全体を使うので、子どもたちに広まってくれたら」と話した。

侍ジャパン監督としても、仕切りなおしの五輪イヤーが始まった。仕事始めとなった日に、金メダリストの阿部氏と交流したことに「こうやって年始にお会いできた。メダリストにお会いできたことで、力をもらった」と笑顔だった。