阪神小野泰己投手が、自己最多7勝を挙げた18年の輝きを取り戻す。12日に鳴尾浜で室内でのネットスローなど約1時間半の自主練習を行い、代表取材に対応。実戦感覚を養うために、オフは動画を利用した確認作業を行っていることを明かした。

「いいときの球筋を見たり、悪い時と良い時はどこが違うのかを自分なりに見たり、自分を研究するというのも大事かなと思うので」と好不調時の違いを確認。18年4月4日のDeNA戦(横浜)に8回途中1失点で白星を挙げた投球を理想に掲げる。「球速もそんなに終盤にいっても落ちることなく、しっかりテンポよく投げられていたのかなという感じはします」と確認作業の軸にする。昨季はプロ初の1軍登板ゼロ。「(先発、中継ぎ)両方で対応できるように。その上でまず先発を頭に入れて、球数を投げていくのが大事かなと思います」としっかり投げ込み、居場所を取り戻す。