東都大学リーグの国学院大・福永奨捕手(3年=横浜)の“足”に注目だ。17日、横浜市内のグラウンドで今年最初の全体練習を行った。すでにプロ志望を表明しており「チームとして優勝を目指すのが優先。プロに行きたい気持ちも強いけど、優勝すれば自分の結果もついてくると思う」と力強く話した。

最大の武器は、二塁送球1秒8台の強肩。しかし昨年リーグ戦では18盗塁を企画され、刺したのは2回。16盗塁を許した。自信をすべて失い「アウトを取れる感覚がなかったです」と振り返る。オフに入り、盗塁を許した場面の映像すべてを自分の携帯にダウンロード。何度も見返して分析し、鳥山監督らからもアドバイスを受けてたどり着いた結論は「右足の使い方」。無意識のうちにフットワークが悪くなり、肩の強さだけで投げていた。「タイムが速くても、正確性がなければダメ」と今はキャッチボールから握り替えや足の使い方を意識する。

プロを目指す上でも、主将としても大事な1年。グラウンド開きでは、チームを代表して玉串をささげ「期待には結果で応えるしかない。優勝しかないです」と誓った。【保坂恭子】