名手らしく守備率10割を抱負に掲げた。西武源田壮亮内野手(27)が19日、埼玉・所沢で自主トレを公開。恒例のテニスボールノックを受け、ハンドリングを確認した。“ノッカー”中村の上下左右に散らした打球を捕球。感覚を染み込ませた源田は「(広島)菊池さんがノーエラーですごいなと思いましたし、僕もノーエラーでいきたいという気持ちが初めて芽生えました」とセ界の名手に負けじと無失策を掲げた。

3年連続ゴールデングラブ賞を獲得する源田はさらなる高みを目指す。プロ4年で失策数は21、11、9、9と減少傾向にはあるが昨季停滞。黒田内野守備走塁コーチとシーズンを振り返り、一塁が捕りやすいワンバウンド送球の練習を導入した。「もったいない送球エラーをどんどん減らせたら」。4年連続受賞となれば西武の遊撃では初。コロナ禍でオフを初めて所沢で過ごし、打撃はベテラン中村から助言を受けレベルアップを図る。

年始には日本橋を駆け抜ける家族からパワーをもらった。元乃木坂46衛藤美彩夫人の弟、木付琳(国学院大)が、箱根駅伝で10区を区間3位で快走。「めちゃくちゃ勇気もらいました。次は僕も頑張らないといけない」。無失策の看板を背負いながら、日本一へ駆け抜ける。【栗田成芳】

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