阪神矢野燿大監督(52)が19日、CSスポーツチャンネル・スカイAの番組収録にリモート出演し、西勇の2年連続開幕投手指名を示唆した。番組終盤、現役時代から親交の深い野球評論家・関本賢太郎氏から「開幕投手は?」と“直球”を投げ込まれると、笑顔で大本命の名前を挙げた。

「そりゃ西…純矢じゃないですよね(笑い)。純矢が来たらすごいですけど」と切り出した後、「西(勇)は本当に僕の目指す野球を体現してくれている。どんな時でもバックに声をかけながら精いっぱい投げる姿は、任せたい投手ではありますね」と力を込めた。

西勇は移籍2年目の昨季は21試合先発で11勝5敗、防御率2・26。オリックス時代も含め、ここ7年で6度の2ケタ勝利と安定感は抜群だ。誰の目にも今季開幕投手の最有力候補であり、アクシデントがない限りは3月26日ヤクルト戦(神宮)の先発マウンドを任せることになりそうだ。

監督就任1年目の19年はリーグ3位、昨季は2位。3年契約最終年の今季は16年ぶりのV奪回に全身全霊を注ぐ。「プレッシャーはそんなに感じていない。目指すところはいつもそこしかない。3、2と来たら1、頂点」。大目標へ、まずは大黒柱に開幕戦を託す。【佐井陽介】

 

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