阪神は20日、今年から始動する女子硬式野球クラブチーム「阪神タイガース Women(ウィメン)」の入団会見を行った。

選手は最年少20歳から31歳までの17人で、レジェンド選手や現役大学生など経歴はさまざま。監督はOBの野原祐也氏(36)が務め、ホームユニホームはもちろん、伝統あるタテジマを着用する。

女子プロ野球時代に「美人すぎる外野手」として活躍した高塚南海(みなみ)外野手(24)は、背番号28に決定。「子どもの頃から画面の向こう側で阪神タイガースの試合を見ていたりしていて、女子野球選手がこのユニホームを着ることを夢に見ることもできなかった。こうして自分が着ていることが本当に現実に起こって、すごいなと思います」と、タテジマに袖を通した喜びを語った。

チーム最長身173センチのスタイルが目を引くスラッガーは女子プロ野球リーグで4チームに所属し、昨季まで計6年間プレー。同リーグが開催した「美女9総選挙」で2年連続ベスト3に入るなど、「美人すぎる外野手」としても注目されてきた。

セールスポイントにはフルスイングと打球スピードを挙げ、「女子野球選手でもこれだけ打球を飛ばせるというところをどんどん伝えていきたい」。ファンに向けては、「コロナウイルスの影響でこのユニホームを着てプレーする姿をいつお見せできるか分かりませんが、見ていただける機会がくるまで私たちも頑張って練習、試合をしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」と、メッセージを送った。

チームは2月から始動し、週1回の練習を重ねて4月以降の全日本女子野球連盟及び関西女子硬式野球連盟主催の各大会に参加する予定となっている。

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