阪神矢野燿大監督(52)が21日、1軍キャンプメンバー入りを決めたドラフト1位佐藤輝明内野手(21=近大)に大きな期待を寄せた。この日、兵庫・西宮市内の甲子園で合同コーチ会議を開き、1軍キャンプメンバー42人を選んだ。

佐藤輝をはじめ、新人は01年以来となる6人を抜てきした。佐藤輝について矢野監督は「いやもう期待はね、ファンの皆さんもそうやし俺らもそうやし、大いにね、期待できる能力を持った選手なので」と話した。

今年の沖縄・宜野座キャンプは実戦が多くなる予定で「自分の今の力がどうなのか、通用する部分とまだまだ伸ばしていくところとね、それが見えてくると思う。今の自分をそのままぶつけてもらって。そこで感じ取ってもらって」と、試合の中でプロでの課題を見つけてもらう考えだ。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客でのキャンプとなるが「このような状況でもキャンプをやらせてもらえる。(無観客は)やっぱり残念。今の状況を考えたら仕方がない。やるべきことをしっかりやってきたい」と話した。

コロナ禍で外国人選手の合流が遅れるが、新人だけでなく、高卒2年目の西純矢投手(19)、井上広大外野手(19)も初の1軍キャンプメンバー入りと、若手を多く入れた。矢野監督は「チーム全体として、誰がどこのポジションにレギュラーでつくのかってわからない状況で、全体的にレベルが上がってきてる状態になっている。キャンプでさらに競争が激しくなって、開幕がどんなスタメンかなというのは、楽しみにしている」と、手応えをつかみ臨む監督就任3年目のキャンプが待ち遠しい様子だった。

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