あの日のダルビッシュのような広い背中に-。西武の春季キャンプ振り分けが発表され、ドラフト6位のタイシンガー・ブランドン大河内野手(22=東農大北海道オホーツク)は1軍主体のA班スタートが正式決定。「最初聞いた時はびっくりした。周りを見て足りないところは吸収して、引き出しをどんどん増やしていけたら」と意欲を燃やした。

プロ野球のキャンプは常に身近にあった。沖縄出身で高校時代まで毎年、日本ハムや阪神の練習を見に行っていた。「まだダルビッシュ選手が日本ハムにいる時、生で見てすごく大きくて、すごいなって」。“本物”に圧倒され、夢中でシャッターを切った。

今年はコロナ禍。少年たちは近くに来られないが「自分も小さいころずっと野球選手に憧れたので、そう思ってもらえるように。やるべきことを見つめ直して、1日も無駄にしないように頑張りたい」。憧れられる側へ、1軍キャンプで大きくなる。【鎌田良美】

西武1軍キャンプメンバーはこちら>