緊急事態宣言延長を受け、広島150キロ超右腕コルニエルに大チャンスが巡ってきた。昨年9月に練習生から育成選手契約を交わし、昨秋のフェニックスリーグで大きく評価を上げた。育成選手でただ1人、1軍キャンプに参加。現在1軍に支配下選手登録の外国人は2人しかおらず、フランスアは広島で隔離期間中。メヒアは来日できていない。新外国人2投手は緊急事態宣言解除後にビザを取得し、さらに来日後も隔離期間や調整時間を要するだけに開幕1軍は厳しくなった。球団幹部は「今の状態では(コルニエルを)支配下選手登録することも考えないといけない」と期待する。

外国人枠が空いた状況は、コルニエルには追い風だ。隔離期間のブランクを埋めるように、キャンプ初日から2日連続でブルペン入り。36球を投げ「肩、肘の感覚を試したくて、2日間投げました。感覚はとても良かったです。こういう機会をいただいているので、自分ができることを毎日一生懸命やって、監督やコーチから信頼されるように頑張りたい」。この日は森下に直球の握り方やリリース時の感覚を聞くなど、意識は高い。佐々岡広島の秘密兵器は、早ければ今クールにも打撃投手を務める。【前原淳】

広島担当のツイッターはこちら―>

広島ニュース一覧はこちら―>