4番キャプテンの重責、全うします! 今季から野手の新主将に就任した阪神大山悠輔内野手(26)が、キャンプ地の沖縄・宜野座で日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(51)と「虎の新旧4番リーダー対談」を行い、V奪回にかける覚悟を語った。チームリーダー論、4番論、打撃論に花を咲かせ、03年に選手会長として18年ぶりリーグ優勝に導いた桧山氏と「主将V」への思いをぶつけ合った。【取材・構成=佐井陽介、編集委員・高原寿夫】
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桧山 体調は?
大山 バッチリです。
桧山 いいね。第2クールだけど疲れは?
大山 第1クールがピークで…。3日目、4日目が一番キツかったです。第2クールになって少しなじんできた感じですかね。
桧山 体力あるんやろね。一番いい時やもんね。
大山 今年で27歳になります。
桧山 27歳でキャプテンか。すごいな! それだけ最初から試合に出ていたということか。どう、今年は? キャプテンになって、ちょっと違う?
大山 もう全然違いますね。去年まではまず自分のことをやらないといけない立場で、他の選手を気にかける余裕はなかった。今年はもちろん自分の成績は大事なんですけど、それにプラスしてチームのことが入ってくる。その違い、大変さはすごく感じています。
桧山 キャプテンになったら1歩引いて周りを見ないといけなくなるもんね。
大山 そうですね。引く時は引きますけど、出る時は出ないといけない。その難しさ…頭を使いますね。
桧山 去年結果を出して、ある程度やれるぞという自信はあるから余計に、そういう部分にも目を向けられるんじゃないかな。
大山 そこら辺の余裕は去年よりあると思います。
桧山 でも27歳ってすごいな。僕は27歳の時、そんな立場じゃなかったから。
大山 でも去年より余裕があるとは言っても、危機感はありますよ。いい緊張感を持ちつつ周りを見ながら、ということですね。
桧山 いいタイミングでキャプテンマークをつけられたのかもね。
大山 そうですね。誰もが経験できることではないので、それをプラスに。マイナスにとらえることもできるとは思うんですけど、そこはプラスに考えてやっていきたいなと思います。
桧山 間違いなくプラスになるよ。1つのプレーにしても去年までは自分のことで精いっぱいだったけど、見られている意識があるから、さらに責任感を持って行動できると思う。ちなみに、4番のしんどさはどう? あるよね。
大山 ありますね(苦笑い)。勝った試合はいいけど、負けた試合の…。見えない圧もあるので、負けた試合が1番キツいですね。
桧山 打てなくてもチームが勝てば救われるけど、負けた時は真っ先に(責任が)来る。それをかぶれるようにならないとね。
大山 そういう責任を感じられる立場にいられることを、プラスにしていきたいと思っています。
桧山 周りが見えてくると自分の打席だけじゃなくてチーム全体の打席が見えてくる。たとえばカーブがうっとうしい時、打てない時に、クリーンアップ、4番がそういうボールを仕留める必要が出てくる。
大山 去年も、この球種が嫌だな、狙ってみようかなと考えたりはしていました。今年はそういうことがもっと必要になりますね。
桧山 段々それが許される、みんなが期待する選手になっている。それで打てなければ、自分が打てなくて負けました、でいい。だから同じ野球選手でもクリーンアップの給料は高くなる。まだ発展途上やな。
大山 まだまだ、できると思っています。
桧山 どれだけ稼ぐねん(笑い)。今年はサードにこだわって、チームの中心になってほしい。もう堂々と言える立場だからね。
大山 紅白戦もそうですけど、年下の選手が多くなって、自分が行かないとダメだなという気持ちはあります。去年までは先輩に遠慮していた部分もあった。今年は相手が先輩であっても、話すところはしっかり話そうと思っています。



