「楽天のマー君」が、日本のマウンドに帰ってきた。8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)が20日、復帰後初実戦となる練習試合日本ハム戦に先発。日本では2666日ぶりの登板を2回4安打3失点で終えた。米国で会得した調整法、配球を実践し、マウンドなど日本仕様への対応にも努めた。最速は148キロ。高校時代からしのぎを削りあった1学年下の日本ハム中田に3ランを浴びたが「収穫しかない」と大きなステップを踏んだ。

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日本ハム栗山監督(8年ぶりに生マー君を見て)「オレは楽しんだ、悪いけど。見たかったし、元気そうだなって。これでプロ野球は盛り上がるし、パ・リーグも盛り上がる。こっちも必死になって公式戦で勝てるように努力していく」

日本ハム大田(田中将と初対戦で左前打)「マウンドに立っている姿が大きかった。怖かった。シーズンに入ったら何十倍も大きく見えると思う」

日本ハム西川(初球打ちで右前打)「20何億円のピッチャーだと思って僕は打席に立ちました。(印象は)1球だから分からない。真っすぐかツーシームか。緊張はしましたが、一瞬で終わりました」

日本ハム中島(通算4割6分2厘のマー君キラーは中前打)「これからシーズン入ってからじゃないですか。やっぱりコントロールがいいのと、オーラがありますね」

日本ハム野村(田中将と初対戦で捕邪飛)「小さい頃から見ていたプロ野球選手なので楽しかった。高めのボールに手を出してしまいました。強い真っすぐだった」