ソフトバンク工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。

-投手陣が好投

工藤監督 (武田は)彼の持っているナチュラルなカットが左打者のインサイドに決まっていた。カーブをしっかり使えていたというのもありました。何より武田君も大竹君も四球がなかったというところが非常に良かった。そういうところはすごく評価しています。

-武田は球威もあった

工藤監督 横から見ても速いなと感じるボールもありましたし、カーブも含めて緩急を使えていた。今日はキャンプで投げた中では一番良かったと言えるくらい良かった。成果が少しずつ出ているのかなと思います。

-武田のカーブの特徴は

工藤監督 一時期ちょっと曲がらなくなったこともありましたけど、彼のいいカーブの時は1回浮いて落ちてくるところがいい。抜けているからこそ見逃しも多かったのかなと思う。泳がされたようなファウルもありましたし、打者から見ていいカーブになっていたのかなと思う。

-やはりカーブは武田の生命線

工藤監督 今はボールを動かすことを好む選手が多いんですけど、そういう中でカーブを最初から打ってくるバッターはよっぽどデータがないと打ってこない。ある程度コースでカウントを取ることができるのなら投手優位で進めることができる。しっかり自信に変えて次につなげてもらえれば。

-武田の好投はうれしい材料

工藤監督 うれしいです。ただでさえ2人いないのに。ああいう投球をしてくれるのは何よりですね。また先が少し明るくなって見えてくるかなと思います。

-打線は少し打てていない

工藤監督 寒さもありましたからね、今日は。相手も打たれないようにしようとやってくる中での試合にはなるので、向こうのピッチャーも必死に来る。今の段階で結果は大事だと思いますけど、自分がやってきたことをしっかりできているのか。後は試合での対応力だと思う。結果で判断しないといけないところはあるんですけど、全部が全部、打率や出塁率で決めるというわけではない。どう対応していくかというところを見ながら、選手を見極めていければなと思います。

-森は1回無失点

工藤監督 森は順調ですよ。ニコニコ笑っていました。順調です。

-育成の大関も好投

工藤監督 練習に対しても熱心だし、投げたときもいろいろ聞いて、取り入れようというところが強い。彼の頑張りが投手陣の刺激になってくれればいいし、彼自身は支配下を目指して頑張ってほしい。続けていってほしいなと思います。

-B組では昨オフに椎間板ヘルニア手術を受けた松本が初のシート打撃に登板

工藤監督 見に行きましたよ。順調にいっているのかなと思う。ストレートも変化球もそんなに大きなばらつきがないと聞いているし、見ていてもそう思った。もうちょっと球威が出てくれば彼の本来の姿に戻るのかなとみています。