「ワシンガン打線」が2日連続でさく裂した。楽天が14安打9得点でヤクルトとの練習試合を制した。

前日は元祖「マシンガン打線」のDeNAを相手に20安打10得点。2日間で計34安打19得点と、快音が止まらない打線に石井GM兼監督は「不安しかないですね。打てば打つだけ不安、打たないなら打たないで不安。いい状態にして僕も選手も入っていくことが大事」とうれしい悲鳴を上げた。

実績者も腕をぶす。FA加入2年目の鈴木大が3、4回に2打席連続適時打。生え抜き16年目の銀次も6回に右前適時打、8回に右翼席へソロを放った。辰己、小郷、黒川、田中和ら躍動する若手に負けじと結果を出す。指揮官は「やっぱり違うな、と。若い子も中堅の背中を見て、もう1ランク上に上がってほしい」と相乗効果に期待する。鈴木大は「アウトになってもいい打席は1打席もない。存在感を含めて、結果を出して両方を求めていきたい」と鼻息を荒くした。