ロッテ1番藤原恭大外野手(20)が西武の先発左腕・浜屋の初球の内角138キロ直球を強く引っ張り、右翼席へスタンドイン。今季NPB初の有観客試合で出た先頭打者本塁打に、観客から大きな拍手が起きた。

すると、続く2番岡大海外野手(29)も浜屋の1球目、外角136キロ直球に反応。風に乗った高い飛球に、観客のどよめきはどんどん大きくなり、そのまま右翼席に吸い込まれた。

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◆藤原は昨季、初球打ちで10打数5安打、2本塁打、打率5割をマークした。昨季の規定打席到達打者ではソフトバンク柳田が、両リーグ最高の打率4割9分3厘を残している。

初回の先頭打者初球本塁打(裏の攻撃を含む)は西鉄などで活躍した高倉照幸が最多の8本(表裏各4)を記録。現役最多はヤクルト山田(裏4)と楽天茂木(表裏各2)の4本。初回表の先頭打者初球本塁打は真弓明信の5本が最多。