中日は5日、今季の本拠地バンテリンドームナゴヤで開催する全71試合でAIが算出する「ダイナミックプライシング」でのチケット販売を試験的に実施すると発表した。

球団によるとダイナミックプライシングとは試合日程、需給バランス、チーム状況などのデータをもとにAIがチケット価格を自動調整して設定する仕組みという。価格設定は過去の販売実績、販売期間中の実績をもとにダイナミックプラス社独自の価格算出技術を活用して行われ、対象席はバックネット裏後方の上段スタンドに位置するパノラマA750席。「ダイナミックプライシングエリア」とし「パノラマDP」の新名称で中日ドラゴンズ公式チケット販売サイト「ドラチケ」で発売する。購入期間は前売りチケット各種販売から試合当日、または売り切れまで。購入のタイミングでチケット価格が変動することがあり、入場制限等により適用しないこともあるという。

球団営業部は「お客様のニーズに応じた価格でのチケット販売はチケット購入の選択肢を増やし、納得価格でより野球観戦を楽しんでいただけると期待し、一部エリアでの試験導入を決めました」と説明した。