ソフトバンクの開幕投手、石川柊太投手(29)が阪神戦で今季のオープン戦に初登板した。

5回途中2失点で6奪三振の内容に「入りの1人目からしっかりと違和感なく入れた。やりたいこともそれなりにできましたし、課題も見つかった。全体的には良かったと思います」と、前向きに話した。

注目された阪神ドラフト1位、佐藤輝明外野手(21=近大)との「モノノフ対決」は1勝1敗に終わった。初回2死の初対戦では左翼テラス席へのソロ本塁打を浴び「あの打球が入るのはすごいな。マジかという感じもありつつ…」と苦笑い。それでも3回1死三塁で迎えた2打席目はスライダーでバットを折り、二飛に打ち取った。「2打席連続でやられるわけにはいかないというところで、ピンチの場面でしたし。そこは自分の持てる球種を使って」と振り返った。

「結果的にはバットを折ったので、メンツを保ったかどうかわからないですけど。見ている人が楽しんでもらえれば、やっている方としてはうれしい」と、同じももいろクローバーZファン同士の対決で昨季最多勝&最高勝率タイトルの貫禄を見せた。【山本大地】