日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメントが共催するeスポーツ(テレビゲーム)の「eBASEBALLプロリーグ」は6日、「e日本シリーズ」を行い、ソフトバンクが2勝0敗でDeNAを下し、初の日本一に輝いた。

ソフトバンクは打撃3冠と、チームをけん引してきたキャプテン加賀谷颯太(25)が、体調不良により急きょ欠場となった。しかし、初戦を8-5で逆転で制して王手をかけると、2戦目も7-3で勝利した。試合前に激励のメッセージを受け取った千賀を2試合連続で起用するなど、短期決戦ならではの継投策でリードを守り切った。

セ・リーグ王者のDeNAは2試合で4本塁打と長打力を発揮したが、大舞台で持ち味としていた精密な投球ができなかった。2年前のe日本シリーズで敗れた悔しさを晴らせなかった。

MVPにはソフトバンク大上拓海(23)が選ばれた。「ここまでキャプテンに連れて来てもらったので、本当は4人でやりたかったです。eCSでは打たれてしまったのでe日本シリーズではその分、打ててよかったです。(2試合連続で代打本塁打を放ったバレンティンは)ペナントレースでもよい所で1本打てていたので、キープレーヤーだと感じていました」と話した。