中日大野雄大投手(32)が、楽天戦でオープン戦初登板。先発で予定の3回を2安打無失点、毎回の5奪三振に抑えた。絶対的エースが開幕投手を外れるなど、調整遅れが心配される中、まずまずの投球を披露した。

上々の結果だが、自己評価は厳しかった。「3イニング目を見てもらえればわかると思いますけど、まだまだなんですよね」。3回2死から連打を許した。小深田をなんとか三振に仕留めたものの現在地を率直に表現した。

「準備が間に合わない」(与田監督)との理由から開幕投手は福谷に譲った。昨年フル回転した影響と例年に比べ短いオフ。スロー調整を余儀なくされた。それでも底力はしっかり見せた。2回、4番浅村との勝負。144キロ、146キロの直球で連続して空振りを奪い、最後は137キロツーシームで仕留めた。

「浅村選手も調整段階だと思いますが、狙った球を仕留める打者だと思う。あのスイングはそうだと思いますし、その中での空振りは自信になる。まっすぐあっての大野だと再認識しましたし、ワクワクというか気持ちの入った戦いだった。(最速)147キロ出たこともプラスにとらえたい」と収穫も口にした。

今後の焦点は開幕からローテーーションで回れるのかに尽きる。「開幕投手は外れましたけど、そこは漏れちゃいけないしあり得ないことだと思う」。万全ではないが、エースの役割を果たすべく最善を尽くす覚悟を示した。【安藤宏樹】

▽中日与田監督(3回無失点の大野雄について)「キャンプでほとんど投げ込むことができてなかったので(バテ気味だったのは)仕方ないところだと思う。これからイニングを順調に伸ばせられるようになればね。(開幕ローテの)可能性はゼロではない。きょうぐらいのピッチングをしてくれれば開幕からしっかり投げられるんじゃないかなあと。ちょっと安心しました」

▽中日福(7回に打者3人で抑え)「沖縄のときよりは課題を潰して投げられているかなと思っています。ただ、まだまだなので残りの期間で仕上げたい」

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