悔いの残るマウンドだった。今季の対外試合で初めて登板したヤクルト奥川恭伸投手(19)は、広島相手に2回2安打無失点。昨季プロ初登板で3回途中5失点と打ち込まれた相手に結果的には好投したが、内容には満足しなかった。

捕手の構えたコースとは逆にいったり、高めに浮く場面が目立った。2回1死一塁では会沢に上ずった変化球を左翼フェンス際まで飛ばされた。浜田の好捕から併殺で乗り切ったが「フォームのバランスも悪い。そのせいでボールも良くない。コントロールもできてない。ものすごいひどいぐらいの内容だった。良くなっていけるようにしっかり投げたい」と唇をかんだ。

昨季に故障した右肘への負担を考え、キャンプはスロースタートだった。2月26日には、右足の張りでブルペン投球を回避。実戦は打撃投手を務めたのみで、また慎重に調整を進めている段階だ。それでも30球が目安とはいえ、試合で投げるところまで状態を上げてきた。高津監督は「キャンプを過ごして3月の頭にオープン戦に投げられているというのは、すごく良かった。内容は特に満足していないかもしれないですけれど、また次みたいなと思う」と評価。今後の状態次第とはいえ、次の機会を与える可能性も示唆した。

高卒2年目。まだまだ成長途中。この日は最速148キロを計測し、力強い球が随所に見られた。奥川は「これからもっと実戦を重ねていく中で、しっかり自分の納得いく形を作っていきたい」と1歩1歩、歩みを進めていく。【湯本勝大】

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