“○○すぎる”ルーキーに宿題が見つかった。楽天ドラフト1位の早川隆久投手(22=早大)が中日戦に先発。

今季3度目の登板で最多の72球4回8安打3失点で“プロ初黒星”。「真っすぐで差している分、腕が緩んでしまって合わせられている。もう1度変化球の精度を見直さないといけない」と自己分析した。

違いを捉えられた。この日最速149キロの直球に力はあったが、8安打中6安打の結果球が変化球。2回には根尾にカットボールを、4回には武田にスライダーをそれぞれ左前適時打にされた。小山投手コーチは「真っすぐの腕の振りのわりに変化球の時は若干緩く、合わせにいく部分を打たれた。実際キャンプの時から少し気にはなっていた」と指摘。「フォーム的なものではなく意識的なもの。打たれて勉強なので」と収穫を強調した。

目でも学んだ。相手先発の大野雄は3回無失点。新人左腕は「ピッチトンネルをうまく使いながら低めで振らせる。ピンチでもあたふたせず丁寧に投げている。見習っていきたいです」と昨季の沢村賞左腕の姿に刺激を受けた。開幕3戦目、28日日本ハム戦(楽天生命パーク)でのシーズン初登板初先発が濃厚。残り2戦。成長へのカギを拾い集める。【桑原幹久】

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▽楽天石井GM兼監督(早川に) 今後の課題は変化球の精度、1球1球どういう根拠を持った球なのかという目的意識。力の出し入れというところも、シーズンでやっていってほしい。