残り1枠の開幕ローテーション奪取を目指す阪神西純矢投手(19)は、先発で5回6安打4失点だった。

立ち上がり、先頭の田中広に二塁打を打たれ、菊池涼への四球で無死一、二塁のピンチを迎えるも、1死から松山を二塁ゴロ併殺に打ち取った。その裏、味方打線に2点の援護をもらったが、3回2死から安打と2者連続四球で満塁。広島の新外国人クロンに左中間スタンドへ満塁弾を浴びた。

5回にも先頭から連打を許したが、無死二、三塁で広島の主砲・鈴木誠を空振り三振。松山は遊飛に抑え、最後は前の打席で1発を浴びたクロンを外角への変化球で空振り三振に打ち取った。

降板後、西純はクロンに浴びた満塁弾を振り返り、課題を口にした。「自分の中で一番やっちゃいけないと思っていた形での本塁打だった。四球でランナーためてから、外で力勝負に行って、高くベルトラインに行って、ストライクゾーンに甘く入った。試合前からああいう形の本塁打はやっちゃいけないと思っていたんですけど、そこが出たのはもう少し自分が意識を持ってやっていかないといけなかったなという反省点です」。開幕ローテ入りへの手応えについては「どうなるか分かりませんけど、最後の最後まであきらめずにそこに食らいついていきたいなと思います」と力を込めた。

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