宮城県出身のヤクルト今野龍太投手(25)が10日、東日本大震災から10年を迎える11日を前に思いを語った。

「まだまだ細かいところや、心は復興していないと思いますが、その気持ちを忘れずに今、与えられている仕事を頑張りたいです」

震災当時は中学3年で、卒業式終了後の謝恩会の最中に被災した。天井が崩れ落ち、屋外に避難。その後、避難生活を強いられ「不便な生活が1カ月くらい続いたと思います」と振り返った。

この日、オリックス戦での登板機会はなかったが、開幕1軍入りに向けた争いは続く。「昨年は開幕戦で負け投手となり、いいスタートを切れなかったので、今年はいいスタートを切れるように準備したいです」と決意を込めた。