広島の21年守護神はすでに決まったようだ。この日9回を託されたドラフト3位の大道温貴投手(22=八戸学院大)は2死から連打で1点を失いながらも、リードを守り抜いて“セーブ”を記録した。好投を続けてきた新人右腕の初失点にも、佐々岡監督は「早い段階で打たれておいた方がいい。また本人も気が引き締まるだろう」と評価を下げることはなかった。横山投手コーチも「失点したときにマウンドに行ったけど、落ち着いた表情でした。こうやって点を取られて次、どういう投球をするのか見てみたい」と期待した。

首脳陣は17日ヤクルト戦までに勝ちパターンを固める考えを明かしている。ただ、最重要ポジションの抑えについて横山投手コーチは「そのうち監督から発表があると思います」とすでに内定している可能性を示唆。ドラフト1位栗林良吏投手(24=トヨタ自動車)を筆頭に、ケムナらが候補に挙がる。

▽大道(セーブシチュエーションの9回に実戦初失点も初セーブ)「(いつもと)変わらない気持ちで投げたんですけど、1点取られてからはそういう気持ちはありました。抑えとして同点は絶対ダメだと思って投げました」

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