楽天浅村栄斗内野手(30)が、オープン戦1号ソロを放った。2点を追う4回1死。オリックス田嶋の速球を完璧にはじき返し、左翼席に運んだ。オープン戦7試合は全試合プラン通りに2打席限定。相手投手のボールに対し、体の反応や対応に重きを置きながら、14打席目で待望の1発を刻んだ。「打てて良かったです」と淡々と語る中にも充実感がにじんだ。

オープン戦7試合目でのチーム初アーチだった。中軸で期待された新外国人のカスティーヨ、ディクソンが新型コロナウイルスの影響で来日できず。シーズン開幕は不在となるのが予想され、浅村への比重は高まる。オープン戦全試合で4番を任されるが、浅村は「特に考えてないです」と自然体。「シーズンで活躍すること」に集中する。

自らの体や感覚を研ぎ澄ませながら、開幕に照準を合わせる。「体の状態はいいです。とにかくケガしないことを大事に、メリハリをつけながら」段階を進め、19日からの東京遠征をメドにフル出場へとシフトする。石井GM兼監督は「心配はしてないです」と仕上がりを評価。「浅村を孤立させないように」と主砲に最もチャンスが回る打順を模索する。【久保賢吾】

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