阪神が16年以来5年ぶりのオープン戦勝率1位に輝いた。

前日20日の時点では12試合9勝2敗1分けで、13試合9勝2敗2分けのソフトバンクと勝率1位で並んでいた。オープン戦最終日に阪神はオリックスに引き分け、ソフトバンクが広島に敗れたため、オープン戦単独1位が決まった。

矢野燿大監督(52)はオープン戦最終ゲームを終えた後、「当たり前の基準を上げていこうとずっと言ってきている中で、本当にその基準をそれぞれの選手が上げてくれた結果、こういう風に数字にも出ている。投打のバランスがしっかり全体としてできたというのが手応えかな」と総括した。

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▼佐藤輝が6本塁打の阪神がオープン戦1位。阪神のオープン戦1位は16年以来となり、阪神選手のオープン戦本塁打王は17年高山以来。新人がオープン戦の本塁打王は58年に7本の長嶋(巨人)以来で、ドラフト制後(66年以降)は初めてだ。長嶋は本番で29本塁打を記録し、オープン戦と公式戦の両方で本塁打王を獲得したが、佐藤輝はどうか。ちなみに、オープン戦と公式戦の「ダブル優勝」は15年ソフトバンク、「ダブル本塁打王」は02年松井(巨人=OP戦6本、公式戦50本)を最後に出ていない。

▼阪神がセ・リーグ優勝を果たした5シーズンのオープン戦では、62年3位、64年5位、85年7位、03年3位、05年4位と、1位だった例はない。阪神が公式戦でも優勝を飾れば、2リーグ分立後初のダブル制覇となる。