ヤスアキ復活で勝利の方程式が見えた。DeNA山崎康晃投手(28)がロッテとの練習試合で今季1軍初登板。

7回にマウンドに上がると、4番安田からの中軸を3者連続三振に仕留めた。三浦監督は「気持ちが入っていたしボールの走りもよかった。(山崎)康晃、石田、三嶋のリリーフになると思う」と、7回以降の勝ちパターンをこの日と同じ継投で戦うプランを明かした。

最速は148キロを計測し、新旧ツーシームで翻弄(ほんろう)した。これまで武器としていたのは三振を狙って深く握るもの。加えて今季は、カウントを整えるため浅い握りを実践。「1軍の打者の反応を見た。今後相手が嫌がる球になればいい」と磨いていく。

7年目で初めてキャンプから2軍を経験し「長い時間を有意義に使おうと思ってやってきた。戦力として1つ1つ階段を上がりたい」と爪を研いできた。今季は延長戦がなく、継投はどんどんつぎ込める。三浦監督は「非常に厚いリリーフ陣になると思う」と信頼を寄せた。