独立リーグのBCリーグが開幕し、初優勝を目指す埼玉が接戦を制し白星スタートを切った。

由規投手(31)が初回2死一、二塁のピンチを無失点で切り抜けた直後の攻撃。1死満塁で、5番の宮之原健外野手(27)が栃木の先発堀越歩夢投手(22)の内角スライダーを捉えて右翼線への2点適時打とし、先制した。「配球を見ていて、内角にくるかなと思っていた。なんとか1点でも先制したかったので、良かったです」と振り返った。

さらに1死満塁で7番の片山博視投手コーチ兼野手(33)が死球を受け、押し出しで1点を追加。初回に3点を奪った。

2回以降はチャンスを作りながら追加点を奪えず、継投でリードを守りきった。キャプテンも務める宮之原は「チームが勝つことができて、良かった。チャンスで回ってくることが多いと思うので、1回でも多く走者をかえせるようにしたい」と話した。有観客での開幕を迎え、ファンの応援を受けながら戦うことができた。「この雰囲気の中で試合ができることが久しぶりで、ファンの皆さんのパワーを感じながらプレーできました」と感謝していた。