西武のドラフト1位・渡部健人内野手(22)が、プロ初アーチを放った。6回2死一塁で迎えた第3打席。2球目の116キロのカーブを強振し、左翼席へ運んだ。この日、1軍初昇格しスタメンに抜てきされた。2打席連続3球三振に打ち取られていたソフトバンク和田毅投手から、大きな放物線を描いた。ベンチ横では、少し控えめな「どすこいパフォーマンス」を披露。けがで離脱している山川穂高内野手に代わって盛り上げた。

渡部は「打ったのはカーブです。打った瞬間、入る手ごたえがありました。めちゃめちゃうれしいです。とにかくこの打席は何も考えずに…。来たボールを打とうという思いでした。(どすこいは)若林にやれって言われたので(笑い)」と喜んだ。

▼初出場のルーキー渡部が本塁打。デビュー戦で本塁打は今年の3月27日に元山(ヤクルト)が記録しているが、西武では07年9月29日に4年目の松坂がマークして以来、14年ぶり6人目。新人は81年4月4日石毛、86年4月5日清原、90年9月24日佐伯に次いでチーム4人目だ。石毛は開幕の4日ロッテ戦、5日ロッテ戦と、デビュー戦から2試合連続本塁打したが、渡部は2戦目も打てるか。

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