BCリーグの新潟アルビレックスBCのホーム開幕福島レッドホープス戦(11日、ハードオフ新潟)で始球式を行うNGT48真下華穂(21)が“コシヒカリ投法”で大役を務める。

5日、信濃グランセローズとのオープン戦が行われたハードオフ新潟の室内練習場で投球練習。その最中に「アイドルらしく、皆さんに楽しんでもらいたい」と命名した。本番ではノーバウンドの1球を目指して魂を込める。

新潟名産のコシヒカリのように粘り強く球を届かせたい-。そんな思いを“コシヒカリ投法”に込めた。前振りでコシヒカリのおにぎりを作るようにボールをこねた後に投球動作に入り、山なりの軌道で放る。「なんとかノーバウンドで投げたい」とフィニッシュでは蹴り足を高く上げて勢いを球に乗せる工夫をした。

「自信は70%くらいです」と笑顔。YouTubeチャンネル「新潟野球チャンネル」の撮影をしながら、30分ほど練習した。元BC・新潟投手の中山大氏(40)からアドバイスを受けながら投げ込み「観戦に来る私のファンの皆さんに新潟の野球の素晴らしさを知ってもらいたい」と開幕戦を盛り上げる。

この日の試合前には橋上秀樹監督(55)の計らいで、マウンドで始球式の予行演習も行った。4球投げてすべてノーバウンドで客席、ベンチから拍手を浴び「すごく広かった。緊張したけど楽しめた」と手応えは十分だ。

3月31日に始球式登板が決まると、事務所スタッフとキャッチボールなどで練習を続けてきた。「試合まで肩を痛めないようにしながら、しっかり調整したいです」と、テンションは実戦モードに入った。