阪神のドラフト2位ルーキー伊藤将司投手(24=JR東日本)が巨人戦初登板初先発で力投した。

速球は130キロ台後半だが、丁寧にコーナーを突いて巨人打線と勝負。序盤から持ち味を見せた。2回、先頭大城が遊撃失策で出塁するが動じない。北村を内角速球で振り遅れ気味の空振り三振に料理。重信を見逃し三振に片づけるなど、危なげない内容だった。3回の先頭広岡まで4者連続三振を奪った。今季2戦目の先発マウンドはプロ初勝利を目指し、カーブやカットボールなどを駆使して5回まで1失点。勝利投手の権利を手にした。

これまで巨人戦初登板でプロ初勝利を挙げた阪神新人投手はいない。伊藤将が勝てば球団史上初の快挙となる。

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