西武の2年目右腕、上間永遠投手(20)のプロ初登板は5回1/3を5安打4失点で黒星が付いた。

堂々たる立ち上がりだった。初回は11球で楽天打線を3者凡退。スライダー、カットボールを主とした変化球で2回以降も凡打を積み重ねた。最速は145キロ。5三振を奪い、先頭に安打された4回無死一塁ではけん制アウトも記録した。「三振も取れたし、変化球もうまく使えた。そこは変えずにやっていきたい」と手応えを得た。

通用すると分かった一方で、1軍打者の怖さを知った。2回1死では茂木にスライダーをバックスクリーンへ運ばれた。6回先頭の辰己にも直球を右中間席まで持っていかれた。一振りが失点に直結する。「いいバッターが多いっす」とレベルの高さを肌で感じた。

打線が今季初の0封負けと援護に恵まれなかったが、果敢に内角を攻め、5回まで2安打1失点と試合をつくった。辻発彦監督は「もっと緊張してバタバタするかと思ったけど素晴らしい闘志。素晴らしい投球だった」とたたえ、西口投手コーチも「今日みたいな投球を次にしてくれれば十分勝てる。十分です、合格ですよ」と及第点を与えた。

西武辻監督(滝中を攻略できず、今季初の0封負けで本拠地3連敗)「(楽天は)投手も充実していて調子がいい、力負けですよ。うちも力がない状態だったので、また次、借りを返せるようにしたい」

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