侍の4番が、天敵からプロ初本塁打を放った。1点先取した直後の1回2死、広島の4番鈴木誠也外野手(26)が、巨人菅野智之投手(31)から左翼スタンドに3号ソロをたたき込んだ。

昨季は対戦打率1割と、入団から長く苦しめられてきたエースに復帰戦勝利を許さなかった。先発の大瀬良大地投手(29)を援護し、連敗を2で止めた。

◆鈴木誠対セ・リーグの主力投手 菅野(巨人)は苦手の相手で、試合前までの通算成績が打率2割1分3厘、0本塁打。30打席以上対戦した投手では最も低い打率だった。他のエース級投手との成績を見ると、大野雄(中日)や今永、浜口(DeNA)は3割超えの好相性。小川(ヤクルト)は2割5分9厘も、過去3年では3割4分6厘。西勇(阪神)も2割3分7厘だが、昨季は4割2分9厘と、近年は得意にしている。対戦65打席目で初本塁打した菅野は、今年から得意の相手にできるか。