中日のライデル・マルティネス投手(24)とアリエル・マルティネス捕手(24)が13日、ともに出場選手登録された。13日の巨人戦(東京ドーム)の試合前練習に2人は登場。ナインと旧交を温めた。

2人のマルティネスはキューバの国内リーグに出場していたため、2月下旬に来日。新型コロナウイルス感染拡大抑止の隔離期間を経て、本格的長調整を始めた。R・マルティネスは7日のウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)で実戦初登板すると、2試合連続2回無失点と上々の仕上がりを見せた。ブルペンでの連投を想定した調整を行い、合流した。代役守護神の祖父江が5セーブと数字を残すが、9試合登板と疲労も蓄積。カリビアンストッパーの戦列復帰はブルペン陣の負担を軽減させ、上位浮上へのカギになる。

またA・マルティネスも9日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(ナゴヤ)で実戦復帰。復帰初戦で本塁打を放ち、3試合で7打数5安打2打点と活躍した。昨季、育成からシーズン途中に支配下選手に登録された。29年ぶりの外国人捕手として注目された。故障に泣き出場は39試合にとどまったが、打率2割9分5厘、2本塁打と強烈なインパクトを残した。主砲ビシエドの故障による戦列離脱もあり、リーグ最少の2本塁打、36打点の打線の起爆剤として期待される。