阪神のドラフト1位佐藤輝明内野手(22)がプロ初の2戦連発となる5号2ランを放った。

2点リードの4回無死一塁、1ボール1ストライクから床田の内角140キロをバックスクリーンに運んだ。甲子園での主催試合でバックスクリーンへ本塁打を打った阪神の選手に対して、今季はDAZNから賞金100万円が贈呈され、その1号にもなった。前日14日に広島森下から甲子園1号を右中間に放っていた。

ダイヤモンドを1周すると、お決まりの「Zポーズ」でナインと喜びを分かち合った。守備につく際には帽子を取ってファンの声援に応えた。佐藤輝は「少し詰まりましたが、しっかり振り切ることができたので入ってくれたと思います。中盤で追加点が欲しい場面だったので、最高の形で追加点を取ることができて良かったです」と振り返った。

なお本塁打の打球速度は173キロ、飛距離131メートルだった。これで4月は月間4本目。怪力ルーキーの1発でさらに点差を広げた。

▼佐藤輝がプロ初の2試合連続本塁打。阪神の新人では、高山が16年9月19日巨人戦(甲子園)、22日広島戦(マツダスタジアム)で2試合連発して以来。甲子園に限ると、江越の15年7月22日巨人戦、24日DeNA戦2試合連続以来。なお2日連続の本塁打となると、岡田彰布が80年8月6、7日中日戦(ナゴヤ球場)で2試合連発して以来、41年ぶりとなった。

▼佐藤輝が2試合連続の5号。阪神の新人で2戦連発は16年高山以来になる。DeNAのルーキー牧が14日に5号を打っているが、2人ともチーム17試合目で記録。セ・リーグ新人のスピード5号を出すと、(1)03年村田(横浜)チーム11試合(2)59年桑田(大洋)同13試合(3)59年江藤(中日)同16試合(4)牧、佐藤輝同17試合。58年長嶋(巨人)の27試合や69年田淵(阪神)の21試合より早く、セ・リーグの新人では4番目のスピードだった。

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