中日が巨人戦では19年7月以来2年ぶりの3連戦3連敗で、借金が今季最多「4」に膨らんだ。3試合ぶりスタメン復帰の根尾昂内野手(20)が2点を追う2回1死満塁でプロ入り初犠打で1点を返したが、先発福谷が失点を続けた。3回2死一、三塁で重盗を決められ痛恨の5点目を献上。リリーフの藤嶋、橋本、谷元が開幕から防御率0・00をキープする無失点リレーを披露したのが敗戦の中の光明だった。与田監督の試合後のコメントは以下の通り。

-福谷の内容は

与田監督 横から見ていると、スイングされやすいところ、全体的に(球が)高かったかな。追い込んでからとか、勝負にいくところが高くなった。ボール自体は本当に良かった。勝負どころで甘く入ったところを打ち損じてくれなかった。

-5失点目の巨人の重盗は

与田監督 あそこは準備はしていた中で、(木下拓の)送球がそれた部分もあるんだけど、(京田が)何とかもう少し早く入ってタッチをするように(して欲しかった)。一塁走者も挟まれる状況も出てくるので、入り方とかタイミングの問題だと思う。意識して練習していくしかない。

-2回の無死満塁で何とか1点を取った

与田監督 無死満塁で木下拓が打ち取られ、根尾が1点取ってくれた。その次に続かないといけない。打順は投手で難しいとこだが、その他のチャンスでなかなか…。

-3試合で3得点

与田監督 野球はそういうことはある。それを乗り越えていくしかない。みんなで力を合わせて、乗り越えていくしかない。それだけです。

-巨人に3連敗

与田監督 まだ取り返すチャンスはある。3連敗をしたことはしっかり受け止めながら、バタバタせずに。いつも同じように選手を信頼して使っている。みんなもそれにこたえようとやってくれている。まあ、向かっていくしかない。これが野球ですからね。

-リリーフはゼロで続けた

与田監督 昨日に引き続き橋本もコントロールよく投げてくれた。そういう部分では、何とか後ろが頑張っておけば、チャンスを生み出せるんじゃないかな。

 

【その他コメント】

▽中日伊東ヘッドコーチ(3試合で3得点の打線に) 結果が出ないといろいろ考えてしまうがシンプルにやってもらいたい。打者であれば甘い球を打ちにいく。それと絶対に下を向かないこと。まだ序盤だし、戦っていればこういうこともある。明るい兆しを待ちたい。

▽中日藤嶋(2回無失点で防御率ゼロキープ) マウンドに上がったら一生懸命やるだけです。チャンスをもらった場所で、チームの力になれるようにやっています。

▽中日橋本(1回無失点で防御率ゼロ維持) バランス良く思ったところに投げられています。力が入ったときに外に抜ける球があるので、それが出る確率を少なくしたいです。

▽中日谷元(1回無失点で防御率ゼロを継続) 中7日空きましたが、ゼロで帰ってこれて良かったです。

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