メジャー通算196発を誇る巨人の新外国人ジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)が、来日後初実戦の初打席で2点適時打を決めた。「4番一塁」で先発出場。1回無死満塁、楽天の先発が左腕塩見のため、スイッチヒッターのスモークは右打席へ。カウント2ボール1ストライクから、やや差し込まれながらもパワーで右前に運んだ。

2回1死一塁の2打席目には左前打を放ち、2打席連続で安打をマークした。3打席目には三ゴロに倒れたが、3打数2安打の活躍を見せた。「試合に向けた準備も初めて経験できてよかった。当たりは悪かったけど、安打になってよかった」と喜んだ。3打席立ったところで、同じく新外国人のエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)とともにベンチに下がった

視察に訪れた元木ヘッドコーチは1軍合流時期について「9回フルで全力でやれるようになってからかなと思います。あとは試合勘。どんどん試合に出ていってほしい」と説明した。

スモークも「もうちょっと打席に立って試合に出て、なるべく早く(1軍で)出られるようにしたいです」と1軍デビューを心待ちにした。

3月29日、テームズに加えて、クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(27)とエスタミー・ウレーニャ内野手(21)と来日。2週間の隔離期間をへて、13日に東京ドームで行われた中日戦前の練習にテームズと参加し、フリー打撃では原監督ら首脳陣の前で鋭い打球を連発させるなど実力を示していた。