メジャー通算で合計292発の巨人新外国人コンビが堂々のデビューを飾った。16日のイースタン・リーグ楽天戦(ジャイアンツ球場)でジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)が「4番一塁」で3打数2安打2打点。「3番左翼」のエリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)も2打数1安打1四球と、そろって結果を出した。

メジャー通算196発のスモークは、初打席で勝負強さを見せた。1回無死満塁、楽天先発が左腕・塩見のため右打席へ。カウント2-1からの内角137キロ直球に詰まったが、右前への先制2点適時打を決めた。

同通算96発のテームズは対応力の高さをのぞかせた。3打席で空振りはゼロ。1回無死一、二塁の初打席では際どいボール球に手を出さずに四球。2回無死では、外角フォークを捉えて一、二塁間を破った。

来日後の隔離期間をへてチーム練習に合流してから4日後の初実戦は、6回守備から退いた。原監督は20日阪神戦(東京ドーム)からの1軍昇格を描くが、DeNA戦前に視察に訪れた元木ヘッドコーチは「今は若い選手たちも頑張っている。6、7回で(交代)になると、メンバーも入れ替えないといけない。9回を全力でやれるようになってからかな」と慎重な姿勢を示した。

首脳陣の思いに応えるかのように、テームズが「できるだけ多く打席に立って守備について、1週間前後で実戦の勘は戻ると思う」と言えば、スモークも「チームを助けることを期待されているから中途半端な状態ではできない。もう少し打席に立って、なるべく早く出られるようにしたい」と話した。1軍デビューの日は、順調に近づいている。【小早川宗一郎】

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