阪神ドラフト1位の佐藤輝は3打席3三振で、3戦連発とはならなかった。プロ20年目のヤクルト左腕石川の熟練の投球術に手玉に取られた。2回の初対戦では、変化球3球でタイミングを外されて空振り三振。5回の2打席目も低めに変化球を散らされて空振り三振となった。ストレートは1球も見せず、19歳年上の技を見せつけられた。矢野監督も「ああいうボール球の使い方がね。かなり経験になったと思う。対応できるようにやってくれたら」と今後の巻き返しに期待した。

7回には左腕坂本から直球で追い込まれると、最後は低めのスライダーを振らされて三振。14日には広島森下から甲子園1号、15日は広島床田からバックスクリーン弾を放っており、69年田淵幸一以来52年ぶりの球団新人の3試合連続本塁打を狙ったが、記録達成はならなかった。連続試合安打も5でストップ。

この日は前面に虎の顔がデザインされたサードユニホームで挑んだ。派手な第一印象のユニホームになぞらえて、「このユニホームに負けないくらいの派手な活躍をしたいと思います」と話していたが、バットは沈黙した。【林亮佑】

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