オリックスが8回に3点差を追いつかれ、痛恨ドローとなった。3点リードの8回に投入した漆原大晟が1死一、二塁のピンチを招き、4番安田に同点3号3ランを被弾。継投リレーがうまくいかず、逃げ切れなかった。

中嶋監督は「全てぶち壊してしまったのが…きついですね。かなり痛いですよね。ほぼほぼ負けに等しいと思います」と肩を落とした。

漆原-頓宮のバッテリーに反省を促した。1発が出れば同点の1死一、二塁からカーブを選択して被弾。「勝負球の選択というか。あそこの四球の後にカウント球で入るべきなのか。4番打者に。そういう不注意がああいうことになる」と首をかしげた。

試合前には4年ぶりに古巣復帰した平野佳が頸部(けいぶ)痛で出場選手登録を抹消。指揮官は「平野(佳)がああいう(頸部(けいぶ)痛)形でリタイアになってしまったので、流動的になるのかなと思いながらも。富山にしろ、漆原にしろ、居る選手でやるしかない」と懸命に前を向いた。

▽オリックス杉本(2回に先制2号ソロ)「追い込まれていたので三振だけはしないようにコンパクトにスイングしました。感触はよかったのですが、ライナーで入るかどうか分からなかったので、スタンドまで届いてくれてよかったです」

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