G倒&首位固めへローテ再編! 阪神が17日ヤクルト戦(甲子園)の雨天中止を受け、先発ローテーションを再編した。この日先発予定だった青柳晃洋投手(27)はスライドせず、18日の同戦は当初の予定通りジョー・ガンケル投手(29)が先発。青柳は21日巨人戦(東京ドーム)に向かう。

矢野監督は「ヤギ(青柳)も今状態いいから。本当は投げさせたいんだけど。逆に今の状態でジャイアンツにどう投げていくかっていうのも見てみたいなとも思う。それぐらいの調子だという評価をもちろんしている」と意図を説明した。先発陣は開幕からの18試合で、全員が責任の5回をクリアするなど安定感抜群。なるべくローテーションを動かさずに、絶好調の青柳を2位の巨人にぶつける。

崩れない3人が並び、宿敵相手の3連勝も見えてきた。カード頭の20日に先発予定の西勇は、昨季巨人戦で3勝1敗、防御率1・77と好相性。今季も6日巨人戦(甲子園)で7回2失点に抑え、1勝目を挙げた。青柳は今季ここまでの3戦で2勝0敗、防御率1・35。22日先発予定の秋山は、8日巨人戦で敗れはしたが6回2失点と粘るなど、防御率1・80と頼もしい。巨人はこの日も勝ち、6連勝で首位阪神に2・5差に接近。一気に突き放したい3連戦になる。

チーム屈指の雨男で知られる青柳は、先発予定が雨で流れても動じなかった。「今日投げられなかったのは残念ですけど、チーム的にまだいい流れが続いているので、それに乗って投げられるようにしたい」。6連勝の貯金10は、先発陣の働きも大きい。「いい刺激ですけど、だいぶプレッシャーです(笑い)。自分のとこで崩したりすると良くないと思います」。高いレベルの争いを刺激に、伝統の一戦に挑む。【磯綾乃】

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