楽天鈴木大地内野手(31)が今季2度目の3安打猛打賞で、3カードぶりの勝ち越しを呼び込んだ。18日、日本ハム6回戦(東京ドーム)に「6番一塁」で先発出場し、1点リードの5回に、日本ハム金子から右前適時打。6日西武戦以来となった適時打で存在感を示した。

勢いのままバットを振り切った。1点リードの5回2死一、二塁。カウント2-1からの4球目、真ん中高めの141キロ直球を強振。一、二塁間を破り「あまりいい当たりではありませんでしたけど、ヒットコースに飛んでくれて良かったです」。貴重な追加点を挙げた。

1つのきっかけが、好調へと転換させた。打率1割9分4厘で迎えた15日ロッテ戦。普段は一握り短く持つバットのグリップを隙間を余らせずに長く持った。「調子もあまり良くなかったので、きっかけとして」。同ロッテ戦から直近4戦中3戦は2安打以上。14打数7安打の打率5割と好調を維持する。「いろいろ考えたなかで長く持ったり、短く持ったり、それの繰り返しです」と説明した。

次戦は20日、首位に並ぶソフトバンクと対戦。「明日みんなしっかり休んで、また次の1週間が来るので、良い1週間にしたいです」。14日以来の単独首位復帰へ、状態を上げてきた鈴木大が、安打を積み重ねる。【相沢孔志】

楽天ニュース一覧はこちら―>