首位阪神がともに今季最多の16安打10得点でヤクルトとの乱打戦を制し、5年ぶりの7連勝を飾った。復調気配の4番大山が先制犠飛、中押し2点打で打線を先導した。先制すれば開幕から15連勝、大山が打点を挙げれば引き分けを挟んで18連勝と「不敗神話」を守り、貯金11は矢野政権最多。虎の勢いが止まらない。20日から2位巨人と東京ドームでぶつかる。

矢野燿大監督(52)との一問一答は次の通り。

-終盤は厳しい展開だったが、勝ちをものにした

そうですね。ちょっと7回、8回はバタバタしましたけど、全体的には野手もよく点を取ってくれました。ガンケルも素晴らしいピッチングをしてくれたのでね。有利な展開で進められたかなと思います。

-これで7連勝。最近の戦いぶりで最も大きいと感じる部分は

先発ピッチャーがゲームをしっかり作ってくれているのは本当に頼もしいです。その中で、打線もいいところでやれている。かみ合っているかなと思います。

-復調を待っていた近本が当たりを取り戻した

チカ(近本)は今日4本出てね。どんな形でもいいからヒット欲しいなと思っていたんですけど、そういうところでチカが出て、ユウスケ(大山)がかえすのはうちのパターンになりますし。ケント(糸原)も、その後のサンズもマルちゃん(マルテ)もみんな元気なんでね。そういうところでは、いいメンバーに今日はいいヒットが出たかなと思います。

-週明けの巨人戦への思いを

良い形でジャイアンツ戦に臨んでいけるような形をみんなで作れたんで。相手が巨人というのは、もちろんどこかで意識はしていますけど、僕たちの野球がやれればいいんだというね、そういう一番強いところだけに(意識して)火曜日からもしっかり目指していきます。

-ガンケルはずっと安定

ずっといいね。球の力というかキレ。ベース上での強さというのを感じるから。それが一番変化も強くなる。もともとコントロールはいい投手なんで。

-ガンケルは打っても走っても全力

バッティングはもともと悪くない。打つ時は打って。バントも川相さんに教えてもらった時にはすごく熱心にやって。それをまた継続してやれるのはガンケルの素晴らしいところ。だからこそ身についてきてるところがあるし、自信を持ってチャレンジしていけるところになってると思う。

-試合途中に梅野が右手を負傷し交代

ちょっとブワッと腫れたから。もともと(試合)展開的にも代えてもいいかなというような、次打席が回ってくるぐらいの時だったんで、そういうところでは、あの展開であれば、その腫れをすぐ引かせることの方が大事やからと思ったので。多分、大丈夫だと思うんだけど。

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