阪神の新外国人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)が21日にもタテジマデビューする。

20日に兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で2軍に合流。初めてチームでの練習を行った。練習前のミーティングでチームメートに日本語で「オハヨウゴザイマス。ワタシハ、ロハスデス」とあいさつし、ナインに拍手で迎えられた。

昨年韓国で47本塁打、135打点の2冠でMVPの両打ちスラッガーはフリー打撃では左打席で7スイングし安打性2本、右打席で16スイングし安打性11本、最後のスイングで左へ「来日1号」となる柵越えを放った。「打撃練習では本塁打を打つ練習をするわけではない。いつもスイングを確認する場だと思っている」と冷静だった。

この日の練習では左翼、中堅の守りにも入った。「外野3ポジションとも均等にうまく守れる」と自信のコメントで、起用の幅も広がりそうだ。平田2軍監督は「試合に出たいということだけど、ちょっと抑えて。明日の状態を見て」と、慎重だが、ロハスは「一番のテーマは投手の球をしっかり見て慣れることとしっかり走れることを確認して。あとは野球を楽しみたい」とやる気満々。21日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(鳴尾浜)は調整中の東浜が先発予定で、格好の対戦相手となる。【石橋隆雄】

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