ソフトバンクとの同率首位から陥落した。

両翼92メートルと小ぶりな北九州市民球場での一戦。初回に敵失で先制も、2回に先発岸がソフトバンク甲斐に左翼への特大3ランを打たれ逆転を許す。

直後の3回に島内が右翼ポール際へ3号3ランを放ち逆転。推定95メートル弾に球場もざわめいた。だが4回に追いつかれ、シーソーゲームの様相を呈する。

同点の5回、1死二、三塁と好機をつくる。しかしソフトバンク2番手津森の前に浅村、茂木が凡退。6回にも1死二塁のチャンスに下妻、辰己が抑えられた。

すると6回、岸が1死満塁とピンチを招き、甲斐に左翼線へ決勝の2点適時二塁打を許した。打線は7回以降、モイネロ、岩崎、森の前に無安打と沈黙した。

石井GM兼監督は「6回は岸もコントロールが甘くなったかな。ストライク、ボールがはっきりしすぎて、打者にも的を絞られた感じがあった。慎重には投げてほしいけど、大胆に攻撃的に。慎重に行き過ぎるとこういう球場はダメなので。攻撃的にいってほしいという試合だった」と振り返った。

打線については「全体的には上向きにはなってきたけど、なかなかまだ上がってこないところもある。つながりがもう一つ悪いかなと。辰己にしてもそうだし、上向きなところはあるけど、ちょっとまだ茂木が元気がないのはあるけど、必ず浮き沈みはあるので。みんなでカバーしていくものだと思う。逆に言えば茂木がカバーしてくれている試合もあるので」と考えを示した。

今季ソフトバンクには4戦2分け2敗。「明日勝てば1勝2敗なのでそんなに変わらない。ディフェンスがいいチームなので、得点を取った中で、しっかりゲームメークしていかないといけない。(相手救援陣が出てくる)そういう試合展開にしないようにしないといけない中で6回の2失点。さあ締めにかかるという相手の展開になってしまうので、ああいう試合展開は避けていかないといけない」と引き締めた。

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