約3年ぶりの1発が飛び出した。楽天岡島豪郎外野手(31)が21日、ソフトバンク5回戦(ペイペイドーム)に「8番左翼」で先発出場。3点を追う第2打席の6回無死。ソフトバンク先発左腕の和田から、右翼ホームランテラスに飛び込む今季1号ソロを放った。18年5月16日のソフトバンク戦以来、1071日ぶりにアーチを描いた。

5回まで打線を1安打に封じていた和田が投じた初球。141キロの内角直球を引っ張り、放物線を描きながら右翼ホームランテラスに着弾させた。三塁ベース付近ではガッツポーズを見せ、軽快にダイヤモンドを一周し「まっすぐに対してしっかりと振ることができました。打ててよかったです」と喜んだ。

球団創設初の日本一に輝いた13年はシーズン途中から「1番右翼」に固定され、リードオフマンとして日本一の原動力に。だが、19年2月に左肩の手術を受けた影響で同年は未出場。故障から復帰した昨年は実働8年間で最少の35試合出場にとどまっていた。

今季は開幕2軍スタートも10日に1軍昇格を果たし、石井GM兼監督は「ベンチの雰囲気もしっかりやってくれるし、外野も代打からもいけるし、オールマイティーなプレーヤーだと思うので期待しています」。合流した10日から全10試合中9試合に出場し、4試合連続安打で引っ張る。チームを支える中堅外野手が、攻守で上位に浮上させる。【相沢孔志】

▽楽天則本昂(7回途中4失点で今季初黒星)「(3失点した)3回ですね。もったいないです。悔しいです」

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