大海が大海の勝利消した!! ロッテ岡大海外野手(29)がプロ初のサヨナラ本塁打を放ち、チームを大逆転の6連勝に導いた。1点を追う9回2死一塁、日本ハム守護神杉浦の2球目、真ん中低め149キロ直球をバックスリーンへ突き刺す2号2ラン。相手先発の伊藤大海に7回まで3点に封じられたが、劇的弾でドラフト1位ルーキーのプロ初勝利を吹き飛ばした。

前日20日から「9番中堅」に座る岡が土壇場で勝負を決めた。お立ち台では「ええと…興奮してちょっと…何が起きたか分からないくらいです。とにかく直球に負けないようにと打席に入りました」と興奮冷めやらぬ様子で話した。

チームの勢いに乗った。6回を終え0-5と劣勢も7回に安田の2ランなどで3点、8回にも1点をかえした。「9回も何とかできるんじゃないかという雰囲気もあった」と言う。最終打席は「ハーマンが『お前がサヨナラを決めろ』と言ってくれて、いいイメージで入れました」と笑顔。足と守備で地道に貢献してきた中堅が、ド派手にバットでチームを救ってみせた。【鈴木正章】

▽ロッテ井口監督(岡のサヨナラ弾に)「キャンプから調子が良く、足だったり守備で実力を出してくれた。こういうチャンスをものにしてくれて大きいです」

▽ロッテ安田(7回に反撃の口火を切る4号2ラン)「ランナーもいたので、なんとかかえせるようにと思い切って打ちました」

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