2位巨人が首位阪神の無敗神話と連勝をストップさせた。初回に2点を先制されたが、2回と4回に4番岡本和真内野手(24)が2打席連続ソロを放って同点。6回2死一、二塁で吉川尚輝内野手(26)が決勝の左前適時打を放った。

先発の畠世周投手(26)が粘りの投球を見せて6回2失点で2勝目。9回はチアゴ・ビエイラ投手(28)が締めて来日2年目で初セーブを挙げた。

首位攻防戦として迎えた伝統の一戦の21年第2ラウンドは、これで1勝1敗。今日22日の先発は今季3戦3勝の高橋優貴投手(24)。球団では19年山口以来の開幕4戦4勝を成し遂げ、首位阪神とのゲーム差を2に縮められるか。

21日の試合後の原辰徳監督(62)の主な一問一答は以下の通り。

-接戦を制した

そうですね。流れがかなり向こうに行ったんですが、何とか全員の力でね。あれ以上点を与えなかったわけですから良かったですね。

-4番岡本和が2打席連続本塁打で流れを引き戻した

まさにそうですね。1点目も2点目も目が覚めるというか、自軍に火をつけるというかね。どこか自分で(責任を)背負いながらやっている部分において、これはもう、4番バッターはそういうポジションですから。逆に喜んで楽しんで戦うという気持ちを持ってもらいたい。

-2球とも足元の難しい球だった

ねえ。あれで昨年やられてたというところでね。本人も対策というのはあったと思いますね。

-吉川が決勝打

ね! しっかりいい形で詰まってくれて。今年は非常に苦しんでいるが、チームの中でも一番バットを振っている。そういう中でああいうヒットが出たのかなと。勝負強さも出ましたね。

-重信をはじめ、下位打線のつながりもいい

そう思います。なかなかいいところが出ないと、今のタイガースを上回ることっていうのは難しいと思いますね。

-先発の畠は初回の2失点以降は立ち直った

そうですね。特に(3回無死、2番糸原に)三塁打を打たれてクリーンアップを抑えたというのがね。あれが非常に圧巻だったですね。本人もあの心技体というのを忘れてほしくないよね。この次が楽しみですね。

-好守備でもり立てた

いろんなものが集約しないと。タイガースは非常に勢いのあるチームですから。それをみんなで受け止めてね。今日に関しては何とか1点差ではねのけることができたということですね。