メジャー通算196発のジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)が「4番一塁」で3戦ぶりに実戦復帰し、4打数無安打で初本塁打はお預けとなった。

18日のイースタン・リーグ楽天戦で左足甲の内側に死球を受け、20日の同西武戦から2戦連続で欠場。この日はアップから全体練習に加わり、フリー打撃では左打席で柵越えを披露した。守備でも一塁でノックを受け、回復具合を示していた。

新型コロナウイルス陽性判定を受けて入院していた中島、丸、若林、ウィーラーは復帰3戦目に臨んだ。21日の同戦ではいずれも安打と打点をマーク。実戦5戦目の新外国人エリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)は来日初本塁打を放った。

【1回表・西武】(投手=野上)

1番スパンジェンバーグ 外角いっぱいの直球を見逃し三振

2番綱島 中越え二塁打

3番山村 三邪飛。風にあおられながらも秋広が捕球

4番渡部 左飛

巨人先発野上は捕手の喜多と話しながらベンチに戻る。

【1回裏・巨人】(投手=大曲)

1番若林 二直。完璧に捉えるも二塁手川野がジャンピングキャッチ

2番丸 左飛

3番ウィーラー 強烈な打球は中前打

4番スモーク 内角直球を見送り四球で2死一、二塁

5番テームズ 二失。二塁正面の打球も川野がトンネルし、二走が生還。

6番ウレーニャ 遊ゴロ

巨人は2死から走者を出し、相手の失策で1点を先制した。

【2回表・西武】(投手=野上)

5番川越 根元からバットをへし折られるも右翼フェンス際まで飛ばす右飛

6番中熊 123キロのフォークに空振り三振

7番仲三河 129キロのフォークで空振り三振

巨人野上は2者連続三振で、一足先にベンチ前に戻り野手陣を出迎える。

【2回裏・巨人】(投手=大曲)

7番秋広 投ゴロ

8番八百板 右翼への二塁打。悠々と二塁到達

9番喜多 遊失で出塁し1死一、二塁。山村が逆シングルで1度は捕球も球が手につかず

1番若林 右越え3ラン。スタンドから拍手が沸き起こる

2番丸 空振り三振

3番ウィーラー つまった三ゴロ。思わず「あー」と声が漏れる

【3回表・西武】(投手=野上)

守備位置交代 遊撃が若林→平間、左翼が丸→保科、二塁がウィーラー→北村に交代

8番牧野 一飛

9番川野 二ゴロ

1番スパンジェンバーグ 初球の甘くなったフォークを右前打

2番綱島 2死一塁から内角カーブを右飛

【3回裏・巨人】(投手=大曲)

4番スモーク フルカウントからの7球目の低め144キロ直球を見送り四球

5番テームズ フルカウントから四球を選ぶ

6番ウレーニャ 無死一、二塁から遊直。二塁走者のスモークが飛び出しており、帰塁できずに併殺

7番秋広 カウント2-2から内角フォークに空振り三振

3回を終わって巨人が4-0でリード。

【4回表・西武】(投手=野上)

3番山村 中飛

4番渡部 初球138キロの内角直球を見逃し。2球目外寄りのチェンジアップをファウル。3球目の高め135キロ直球をフルスイングして空振り三振

5番川越 右飛

【4回裏・巨人】(投手=大曲)

8番八百板 平凡な三塁へのゴロを渡部が一塁へ悪送球し出塁

9番喜多 2球目を右前打

1番平間 無死一、二塁。カウント1-1からの3球目を送りバント。投前にしっかり転がし、1死二、三塁に

2番保科 初球の143キロを打って前進守備の三遊間を抜く左前適時打。1点を追加。

3番北村 1死一、三塁。フルカウントから左前適時打。さらに1点を加える。

4番スモーク 1死一、二塁。カウント1-1からの3球目を捉えた右翼フェンス際への打球を仲三河がジャンピングキャッチ。二塁走者の保科がタッチアップし三進。

5番テームズ 四球

6番ウレーニャ 2死満塁から左前へ2点適時打。

7番秋広 2球目の真っすぐを打って左飛。

巨人はこの回に3本の適時打で4点を追加し、リードは8点に。

【5回表・西武】(投手=野上)

6番中熊 右翼線への二塁打

7番仲三河 カウント1-2から4球目のチェンジアップに空振り三振

8番牧野 カウント2-2から5球目の変化球に空振り三振

9番川野 2死二塁から三ゴロ

【5回裏・巨人】(投手=大曲)

守備交代 捕手牧野→斎藤誠

8番八百板 一塁中熊が打球をそらし、西武のこの試合4つ目の失策で出塁。

9番喜多 見逃し三振

1番平間 カウント3-1からの5球目の直球を右前打

2番保科 カウント2-1から4球目の直球を右前打

3番北村 1死満塁から一塁への打球を中熊が飛び込んで捕球。本塁封殺で2死満塁に

4番スモーク カウント3-1から押し出し四球で1点を追加。代走加藤廉が送られ、ここで交代

5番テームズ 2死満塁。カウント1-0から2球目の内角低め142キロ直球を引っ張り、右翼線を破る走者一掃の3点適時二塁打。代走山瀬が送られ、ここで交代

西武は投手交代。2番手に15年目左腕の吉川

6番ウレーニャ 2死二塁のフルカウントから四球

7番秋広 カウント0-2から、外角に外し気味の直球がストライクとなり、見逃し三振

巨人はこの回、さらに4点を加点し、大量12点をリード

【6回表・西武】(投手=野上)

1番スパンジェンバーグ 初球の130キロを打って中飛

2番綱島 122キロのフォークに空振り三振

3番山村 131キロのフォークを二ゴロ

【6回裏・巨人】(投手吉川)

守備交代 スパンジェンバーグに代わり右翼に岸、右翼の仲三河が左翼

8番八百板 カウント3-1から二ゴロ

9番喜多 142キロ直球に3球三振

1番平間 四球

2番保科 137キロ直球に3球三振

【7回表・西武】(投手=野上)

守備変更 三塁の秋広に代わり増田陸

4番渡部 カウント2-2から127キロのチェンジアップで空振り三振

5番川越 初球103キロのカーブを打って中飛

6番中熊 119キロのチェンジアップで3球三振

巨人野上は捕手の喜多とグータッチをかわす

【7回裏・巨人】(投手=吉川→松岡)

3番北村 カウント2-2から128キロのスライダーに空振り三振

4番加藤廉 フルカウントから外角いっぱいの146キロに見逃し三振

5番山瀬 右前打。右翼手岸がダイビングキャッチを試みるも間に合わず

6番ウレーニャ 右飛

この日の来場者数が637人と発表される。

【8回表・西武】(投手=野上)

7番仲三河 左飛。ライン際のボールを左翼手保科が好捕

8番八百板 1ストライクから右飛

9番川野 カウント1-2から外角いっぱいの直球に見逃し三振

【8回裏・巨人】(投手=松岡→渡辺)

7番増田陸 二遊間の打球を二塁手川野が軽快にさばき二ゴロ

8番八百板 3ボールから左中間への二塁打

9番代打小林 フルカウントから四球を選び1死一、二塁

1番平間 暴投で1死二、三塁に。フルカウントから左中間への2点適時二塁打

2番保科 空振り三振

3番北村 投手渡辺がはじくも二塁川野がバックアップし二ゴロ

巨人は平間の2点適時二塁打で14-0とリードを広げる。

【9回表・西武】(投手=野上→堀岡)

1番岸 初球を中前打

2番綱島 一塁線のライナーを加藤廉がダイビングキャッチ。そのままベースにタッチし、併殺で2死

3番山村 遊撃手平間の真正面への遊直で試合終了。巨人が14-0で勝利した。

 

◆巨人若林(2回に3ラン)「チャンスだったので後ろの丸さんにつなぐ気持ちでいきました。最高の結果になってよかったです」

◆巨人テームズ(5回に走者一掃の3点適時二塁打)「チャンスだったので、狙い球を絞っていきました。打ててよかったよ」

◆巨人野上(8回3安打無失点と好投)「真っすぐが走っていない中、フォームと球種で緩急を使うことができました。ストライク先行でいけたことが一番だと思います。引き続き、しっかりと練習に励みます」

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<西武スタメン>

1(左)スパンジェンバーグ

2(指)綱島

3(遊)山村

4(三)渡部

5(中)川越

6(一)中熊

7(右)仲三河

8(捕)牧野

9(二)川野

先発投手=大曲

<巨人スタメン>

1(遊)若林

2(左)丸

3(二)ウィーラー

4(一)スモーク

5(指)テームズ

6(中)ウレーニャ

7(三)秋広

8(右)八百板

9(捕)喜多

先発投手=野上