“光”でコロナに打ち勝つ。楽天は22日、本拠地楽天生命パークの観客席に散布型ドローンを用いて光触媒コーティング作業を実施した。

抗ウイルス、除ウイルスとして効果があり、新型コロナウイルス感染症対策としても活用されている自己結合性酸化チタン分散液(ナノゾーンソリューション)を散布する「ナノゾーンコートスカイ」を使用。大型のドローンを飛ばし約3時間、2万6115席へ約300リットルの溶剤を噴射した。光を浴びることで抗菌効果を発揮し、1度の散布で約2年効果を持続する。

「ナノゾーン-」を屋外スタジアムで使用するのはサッカーJ1ヴィッセル神戸の本拠地であるノエビアスタジアム神戸に続き国内2例目、プロ野球界では初の試みとなる。数百万円規模の費用をかけ、コロナ対策が行われた。

楽天管理部の岡田朋城部長は「球場の安心、安全を担保して安心して観戦していただくことが最重要課題。通常の消毒で即効性を担保しながら光触媒コーティングでより長く安全を提供できると思い実施いたしました。安心、安全を提供するために精いっぱい努力をしていますので、お客様には安心して球場で野球観戦を楽しんでいただけたら」とファンへ呼びかけた。