楽天の新外国人選手、ブランドン・ディクソン内野手(29=タイガース)とルスネイ・カスティーヨ外野手(33=レッドソックス)が23日、楽天生命パークの1軍本隊に合流し取材対応した。

ディクソンは右投右打で内外野ともにこなせるユーティリティープレーヤー。19年にはメジャーで112試合に出場し15本塁打をマークした。2軍では7試合に出場し打率3割5分、2本塁打、5打点を記録。この日の試合前の打撃練習では40スイング中柵越えは5発。「ここまでくるプロセスは非常に大変に長かったですが、こうしてチームに合流することができて興奮しています」と力を込めた。

来日前は米国・アリゾナでトレーニングを積んだ。「コンディションは非常にいい。守備ではユーティリティー性、打撃ではパワーやいろいろな方向に打てること、また一生懸命ハードにプレーする姿勢も僕のいいところだと思う。そういうところを前面に出していければ」と意気込んだ。最近覚えた日本語は「オハヨウゴザイマス」と紹介した。

カスティーヨはキューバ出身の右投右打の外野手。14年にレッドソックスと7年総額7250万ドル(約79億8000万円)の大型契約を結んだ。だが高額年俸があだとなり、マイナー暮らしが続いた。来日後の2軍戦で7試合で打率3割4分8厘、0本塁打、3打点。この日のフリー打撃では41スイング中、柵越えは3本。「ようやくここに来られて本当にうれしく思っています。ここから先は自分ができることを全部やって、チームの目標がありますので、それに少しでも力になれるように頑張りたい」。来日前は米フロリダ州のマイアミで練習に励んだ。「パワーもですけど、基本的には走るスピードもいける選手だと思っていますので、スピードとパワーのコンビネーションを見てもらいたい」と強みをアピールした。